中国スマートフォン市場出荷シェア・2024年第4四半期から2025年第4四半期

市場ハイライト

  • 中国の2025年第4四半期および通年のスマートフォン出荷は、いずれも前年比でほぼ横ばいでした。第1四半期は補助金によって押し上げられたものの、それ以外の四半期はいずれも前年比で減少しました。
  • Appleは、iPhone 17シリーズへの強い需要を背景に、第4四半期の中国スマートフォン市場で最も高い前年比成長率を記録し、首位となりました。
    OPPOも前年比15%増となりました。Renoシリーズへの継続的な強い需要に加え、新たに投入したFind X9シリーズとOnePlus 15シリーズの上積み分が成長を支えました。
  • Huaweiは、中高価格帯モデルが値下げ後に好調に推移し、市場全体での首位ポジションをさらに強固なものにしました。一方で、Huawei Mate 80シリーズの発売が競合モデルより遅れたことは第4四半期の業績に重しとなりました。
  • メモリーコストの上昇を受けて、スマートフォンOEM各社は製品ポートフォリオの最適化を進めるとみられ、特に利益率を維持するために低価格帯モデルの縮小に重点を置く見通しです。新たな補助金は、業界全体のコスト圧力を部分的に和らげています。但し、カウンターポイントリサーチでは、今年のスマートフォン市場全体の見通しについては引き続き慎重な見方を維持しています。

本スマートフォン市場シェアデータの出典はこちらです。

Market Monitor – OEM Shipment by Region and Countries, Q4 2025
Excelファイル|発行日:2026年2月

本レポートは、モバイル端末市場を追跡するレポートシリーズの一部であり、業界全体の出荷台数の97%以上をカバーする140以上のブランドについて、スマートフォンおよびフィーチャーフォンの四半期出荷台数をトラッキングしています。

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中国スマートフォン市場出荷シェア・2024年第2四半期から2025年第3四半期

市場ハイライト

  • 2025年第3四半期の中国スマートフォン出荷は前年比3%減となりました。景気低迷が続く中、夏休み商戦から新学期需要期にかけても消費者需要は軟調に推移しました。
  • Appleは、iPhone 17シリーズに対して予想を上回る強い需要を記録しました。特にProモデルは、目立ったデザイン刷新が購入を後押しする大きな要因となりました。iPhone 17も、開始価格を5,999人民元に据え置いたままストレージ容量を128GBから256GBへ引き上げたことが奏功し、好調に販売されました。
  • 9月下旬に発売されたXiaomiのフラッグシップ「Mi 17」シリーズは市場で好意的に受け入れられ、とりわけProモデルの革新的な背面ディスプレイが大きな注目を集めました。
  • Huaweiは引き続き逆風に直面しました。主な要因は、HarmonyOS Nextのエコシステムにおけるアプリ互換性の制約です。
  • 需要の前倒しと景気の弱さを踏まえると、第4四半期の成長は鈍化すると見込まれ、その結果、通年見通しは前年比でわずかな減少になると予測されます。

中国スマートフォン出荷台数市場シェア(%)

 


中国スマートフォン市場出荷シェア・2024年第1四半期から2025年第2四半期

市場ハイライト

  • 2025年第2四半期の中国スマートフォン出荷は前年比2%減となりました。多くのOEMが、国家補助金プログラムを活用するために前倒しでモデル投入を行い、需要を先食いしていたことが主な要因です。さらに、一部ブランドが在庫積み増しから在庫圧縮へと方針を転換したことも、四半期出荷の重しとなりました。
  • Appleの出荷は前年比1%増となりました。主な要因は、iPhone 16シリーズに対して過去最大規模の値引きが実施されたことにあります。この動きは同時に、Huaweiのプレミアムセグメントにおけるシェアを奪うことになりました。但し、Huaweiも、新たに投入したNova 14シリーズへの強い需要が高価格帯での圧力を補い、前年比18%増と底堅さを示しました。
  • Xiaomiは前年比4%増の穏やかな成長を記録しました。補助金プログラムによって市場需要が前倒しで顕在化したことが背景にあります。
  • 販促施策や補助金は新たな需要の創出にはつながらなかったものの、市場の安定化には寄与しました。国家補助金プログラムは2025年いっぱい継続すると見込まれています。先行きを見ると、中国市場は2025年通年で前年比成長が見込まれるものの、その伸び率は限定的になると予想されます。

中国スマートフォン出荷台数市場シェア(%)

HONORは2020年Q4にHuaweiから分離しており、2021年第1四半期以降の市場シェアにはHuaweiブランドファミリーの数量は含まれていません。

OPPOには2021年Q3以降、OnePlusを含みます。
**順位は直近四半期に基づく。
*本ページのデータは四半期ごとに更新される。このデータは、主要OEM別に見た中国スマートフォン市場シェアの四半期データ(2023年~2025年)を示している。

データに関する詳細なインサイトは、sales(at)counterpointresearch.com までお問い合わせください。報道関係の方は、press(at)counterpointresearch.com までお問い合わせください。

 


中国スマートフォン市場出荷シェア・2023年第4四半期から2025年第1四半期


China Smartphone Shipments Market Share (%)
BrandQ4 2023Q1 2024Q2 2024Q3 2024Q4 2024Q1 2025
Huawei17%17%15%18%17%19%
Xiaomi13%14%15%15%16%19%
Apple21%16%14%14%17%15%
OPPO*13%16%16%15%14%15%
vivo16%15%19%19%18%14%
HONOR15%17%15%15%14%13%
Others5%6%5%5%5%6%
  • 中国のスマートフォン出荷台数は、政府の国家補助金プログラムによる年末商戦の売上押し上げを受け、2025年第1四半期に前年同期比5%増加しました。しかし、年末商戦後は需要が低迷し、四半期全体の業績は予想を下回りました。
  • 補助金プログラムの恩恵を最も受けたのはHuaweiとXiaomiで、出荷台数はそれぞれ前年同期比18%増、40%増となりました。
  • Appleの出荷台数は前年同期比3%減少しました。これは、同社のスマートフォンのほとんどが補助金の対象価格を超えており、ベストセラーのProモデルも例外ではありません。1月に開始されたこの補助金プログラムは、6,000人民元(約820ドル)未満のスマートフォンにのみ適用されます。
  • プロモーションや補助金は、新たな需要を創出するのではなく、前倒しで需要を喚起するだけです。今後の見通しとしては、市場は2025年も前年同期比で成長すると予想されますが、成長率は縮小するでしょう。 OEM各社は第2四半期に新モデルを発売する予定であり、中間販売祭りによって出荷台数が増加する可能性は依然としてあります。

中国スマートフォン市場出荷シェア・2023年第3四半期から2024年第4四半期

BrandsQ3 2023Q4 2023Q1 2024Q2 2024Q3 2024Q4 2024
vivo16%16%15%19%19%18%
Apple15%21%16%14%14%17%
Huawei14%17%17%15%18%17%
Xiaomi14%13%14%15%15%16%
HONOR19%15%17%15%15%14%
OPPO*16%13%16%16%15%14%
Others7%5%6%5%5%5%
  • 中国でのスマートフォン出荷は2024年第4四半期に前年同期比で5%、前四半期比で9%成長した。これで、通年にわたって前年同期比成長を続けることができた。
  • 2024年第4四半期に、vivoは18%のシェアをもってトップの座を守った。値ごろなYシリーズの貢献が大きかった。サブブランドであるiQOOも成長に大きく貢献した。
  • Appleは8%のシェアで第2位につけた。僅差の16.7%で追うのがHuaweiである。HuaweiのPura 70とMate 60シリーズ、それに新発売の中位機種Nova 13シリーズが成長に大きく貢献した。フラグシップのMi 15シリーズが人気のXiaomiは、第4位を確保し、シェアは16%であった。同社は高級機へのシフトを大きく前進させた。
  • 2024年の中国でのスマートフォン出荷は前年比4%伸びた。対照的に2023年は前年比4%の減少であった。2025年以降も、中国のスマートフォン市場は一桁台の低い数字で成長するとみられる。1月の通達された中国国内でのスマートフォン購入補助金プログラムは、2025年第1四半期において売上拡大の触媒になる可能性がある。

中国スマートフォン市場出荷シェア・2023年第2四半期から2024年第3四半期

BrandsQ2 2023Q3 2023Q4 2023Q1 2024Q2 2024Q3 2024
vivo18%16%16%15%19%19%
Huawei11%14%17%17%15%18%
Xiaomi14%14%13%14%15%15%
HONOR15%19%15%17%15%15%
OPPO18%16%13%16%16%15%
Apple16%15%21%16%14%14%
Others7%7%5%6%5%5%
  • 中国のスマートフォン出荷は2024年第3四半期に、前年同期比で2%、前四半期比で1%、成長し、2024年の同国のスマートフォン市場が前年より上向いていることを裏付けています。
  • 2024年第3四半期には、vivoが19%のシェアで首位を守りました。ほぼすべての価格帯で、同社の製品ポートフォリオが充実していることが、この結果につながっています。
  • Huaweiは18%のシェアで第2位、Xiaomiは15%で第3位でした。HuaweiのPura 70とMate 60シリーズが売り上げのほとんどを占め、中国における高級機セグメントにおける同社の強さを示しています。Xiaomiは、中位~上位に位置するRedmi Kシリーズと、フラグシップのMiシリーズが好調で業績を伸ばしました。
  • メーカー各社は、新機種の発売に備えて、中位~高級セグメントの旧型機の値引きを行って在庫を一掃しようとしています。

中国スマートフォン市場出荷シェア・2023年第1四半期から2024年第2四半期

BrandsQ1 2023Q2 2023Q3 2023Q4 2023Q1 2024Q2 2024
Huawei10%11%14%17%17%15%
HONOR16%15%19%15%17%15%
Apple19%16%15%21%16%14%
Xiaomi12%14%14%13%14%15%
OPPO18%18%16%13%16%16%
vivo16%18%16%16%15%19%
Others7%7%7%5%6%5%
  • 中国のスマートフォン市場は、618商戦の好調もあり、2024年第2四半期に出荷が前年同期比10%増えて、6,790万台に達しました。
  • vivoは中国市場における首位を守りました。ポートフォリオ見直しの結果、高級機X100シリーズがこれまでより高い売上シェアを占めています。
  • Appleの出荷は2024年第2四半期に若干の減少となりました。iPhone 15 ProとPro Maxの販売がほぼ半分を占めており、中国の消費者がProモデルを好んでいることが表れています。
  • Huaweiは、Pura 70シリーズとNova 12シリーズの好調のおかげで、最も急成長しています。

中国スマートフォン市場出荷シェア・2022年第4四半期から2024年第1四半期

Source: Market Monitor – OEM Shipment by Price Band, Q2 2020-Q1 2024

BrandsQ4 2022Q1 2023Q2 2023Q3 2023Q4 2023Q1 2024
HONOR15%16%15%19%15%17%
Huawei9%10%11%14%17%17%
Apple23%19%16%15%21%16%
OPPO17%18%18%16%13%16%
vivo18%16%18%16%16%15%
Others18%21%22%20%18%19%
  • 中国のスマートフォン出荷は2024年第1四半期に前年同期比で2%伸びました。低い水準の年間成長率と同期しています。
  • HONORはマス市場向け製品が好調で、17%のシェアを持って首位に躍り出ました。
  • Huaweiの出荷は前年同期比で60%を超える伸びをみせました。自社開発のチップセットを搭載した機種はさらに増えています。
  • Appleの出荷は前年同期比で10%以上の落ち込みとなりました。高級機の価格帯で中国国内メーカーとの競争が激しくなっているためです。
  • 中国における2024年第1四半期のスマートフォン市場シェア(出荷ベース)は以下の通りです。
    ○ HONOR 17%
    ○ Huawei 17%
    ○ Apple 16%
    ○ OPPO 8%
    ○ vivo 15%
    ○ Others 19%

中国スマートフォン市場出荷シェア・2022年第3四半期から2023年第4四半期

BrandsQ3 2022Q4 2022Q1 2023Q2 2023Q3 2023Q4 2023
Apple14%23%20%16%15%21%
Huawei10%9%10%11%14%17%
vivo20%18%16%18%16%16%
HONOR17%15%16%15%19%15%
Xiaomi13%12%12%14%14%13%
Others26%23%26%26%22%18%

  • 中国のスマホ出荷は、2023年第4四半期に前年同期比1%伸びた。前年比での伸びをみせた四半期は、2年以上なかった。メーカー各社が新機種の流通在庫を積み増していることが理由である。
  • Appleは、iPhone 15シリーズの大々的な販売プロモーションを実施したにも関わらず、出荷は前年同期比6%減少した。復活したHuaweiとの競争が激化したことが原因である。
  • Huaweiの出荷はMate 60が絶好調なうえ新発売のNova 12シリーズも好評で、出荷は前年同期比でほぼ倍増した。
  • Xiaomiは、新発売のXiaomi 14シリーズとRedmi K70シリーズが好調で、前年同期比13%の力強い成長となった。
  • HONORも前年同期比1%の伸びとなった。