• Appleの出荷は2024年第4四半期に前年同期比1%減少しました。それでも、同社はこ
    の四半期のトップメーカーになりました。
  • 出荷減少の主な要因は、同社にとっての二大市場である米国と中国で需要が比較的
    弱かったことにあります。
  • 一方で、インド、カリブ・中南米(CALA)、欧州、日本など新興国を含む一部の市
    場では出荷が伸びています。特に、CALAはAppleにとって2024年第4四半期に最も
    伸びた市場となりました。

 

India ShareQ4 2022Q1 2023Q2 2023Q3 2023Q4 2023Q1 2024Q2 2024Q3 2024
Android94%94%95%94%90%94%95%95%
iOS6%6%5%6%10%6%5%5%
Total100%100%100%100%100%100%100%100%

2024年第3四半期のハイライト

  • Appleの出荷は2024年第3四半期に前年同期比5%伸び、世界第2位の地位を守っています。
  • しかし、最大の市場である米国では出荷は前年同期比5%減少しました。その主要因は、買い替え率が低いことにより、需要が高まらないことにあります。中国での出荷も前年より落ちています。
  • 中南米はAppleにとって2024年第3四半期にもっとも急速に立ち上がった市場でした。なかでもブラジル市場が成長を牽引しています。Appleは旧型機種の値引きをさらに積極的に実施し、組み立てもブラジルで行っています。欧州での出荷も、困難な状況にあった2023年から回復し、前年同期比二桁パーセントポイントの伸びとなっています。

 

BrandsQ4 2022 Q1 2023Q2 2023Q3 2023Q4 2023Q1 2024
Apple37%26%22%22%31%21%
Others63%74%78%78%69%79%

BrandsQ4 2022Q1 2023Q2 2023Q3 2023Q4 2023Q1 2024
Apple59%52%55%53%62%52%
Samsung19%27%23%25%17%31%
Lenovo *6%8%9%11%9%9%
HMD1%1%2%2%2%2%
Others15%12%11%9%10%6%
  • Appleは、2024年第1四半期に世界で第2位のシェアとなりました。iPhoneの出荷は前年同期比で13%、前四半期比では32%減少し、台数は5,060万台でした。
  • 米国と中国がAppleにとっての最大の出荷先になっており、それぞれ同社の出荷全体の29%と22%を占めています。
  • Appleは米国で52%、日本で54%のシェアを獲得し、両国でトップのスマートフォンメーカーとなっています。